人と暮らすフェレットは1日の大半をケージの中で過ごします。
ケージ内が汚れているとフェレットのストレスが溜まるだけでなく臭いの原因にもなるので、こまめに掃除をして清潔を保ちましょう。
そこで、本記事では基本的な掃除のやり方を初心者でもわかりやすく説明します。また、おすすめの掃除グッズや臭い対策グッズも合わせてご紹介します。
ケージはいつでも清潔に保つことが重要
フェレットはとてもきれい好きなので、汚れたお家ではストレスが溜まってしまいます。汚れたトイレでは排泄をしなくなることがあるほどです。不衛生な状態のままだと悪臭の原因にもなるのでこまめに掃除をし、清潔を保つことがフェレットと飼い主さんのお互いにとって気持ちよく過ごせる空間になるのです。
ケージ内のお手入れについて
毎日のお手入れは、トイレや床の拭き掃除に加え、食器や給水ボトルも洗います。掃除の時間がとれない日でも、悪臭の原因だけでなく不衛生にもなるのでトイレの排泄物は取り除くようにしましょう。
- トイレの排泄物をとる
- 床の汚れをとる
- ハンモックの汚れをチェックする
- 給水ボトルや食器を洗う
トイレの掃除は、最低でも1日に2回の朝晩行いましょう。排泄物をスコップで取り除いたあと、ペット用除菌シートで拭き取ると雑菌による臭いを防ぐことができます。
取り除いた排泄物は、消臭袋に入れるなどして処分すると、ゴミ箱周辺の臭い対策になります。こびりついて取れない尿石がある場合は、ペット用尿石除去剤を使うと簡単に取り除けるのでおすすめです。
床の掃除は1日に1回を目安に行いましょう。きれいに見える床でも目に見えない雑菌が繁殖しています。ミニちりとりで食べかすなどの細かい汚れを取り除いたあと、ペット用除菌シート(ウェットシート)またはペット用消臭除菌スプレーを使って拭き取りましょう。ペット用消臭除菌スプレーを使うときは、ティッシュよりキッチンペーパーのほうが拭き取りやすくおすすめです。
掃除のときに使うウェットシートやスプレーは、舐めてしまっても安全なペット用を選びましょう。
ハンモックやブランケットなどの汚れ具合をチェックします。汚れている場合は清潔なものに交換しましょう。ただし、目立った汚れがないからといって、いつまでも取り替えないでいると、不衛生になり嫌な臭いの原因になります。少なくとも3日に1回を目安に交換しましょう。
給水ボトルや食器は、中性洗剤またはペット用の洗剤などの安全な製品を使って洗います。
食器を洗うとき、汚れが気になってもアルカリ洗剤や漂白剤は使わないように注意しましょう。
毎日の給水ボトルのお手入れはすすぐだけでOK。給水ボトルに専用のスティックを入れておくだけで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。いつでもきれいで美味しいお水をキープしてくれます。
使いやすいおすすめグッズ紹介
ケージ内のお手入れをするとき、あると便利なおすすめグッズ(ウェットシート、消臭除菌スプレー、尿石除去剤、スコップ、ミニちりとり、ペット用食器洗剤)をご紹介します。
除菌シートや消臭スプレーは舐めても安全な製品でペット用を必ず選びましょう。
ペット用除菌シート
ウイルスや細菌を99%除去できる除菌シートです。ノンアルコールで皮膚刺激性なし判定の処方で安心して使えます。
水成分でデリケートな部分にも使えるウェットシート
純水99%使用しています。(パラベン、アルコール、香料、PGは不使用)ケージのお手入れ以外に、手や足、体やお尻周りのケアにも使えます。
水成分99%を使用(パラベン、アルコール、香料、PGは不使用)に加え、ヒアルロン酸(保湿成分)を配合しています。お掃除以外に口、耳、目のまわりのケアにもおすすめです。
流せるタイプのウェットシート
ペット用の流せるウェットティッシュです。汚れたウェットティッシュをゴミ箱に何日も保管しなくて済むので臭い対策にもなります。
除菌消臭スプレー
天然成分の直物エキス99.9%で72時間抗菌という機能性を持ったペット用除菌消臭スプレーです。
動物病院、獣医師が推薦している次亜塩素酸水のペット用除菌消臭スプレーです。除菌、消臭効果が非常に高く、ウイルス感染予防も期待できます。
尿石除去剤(毎回は使わないけどあると便利)
こびりついた尿石を簡単に除去できるので、トイレ掃除がしやすくなります。
スコップとミニちりとり
穴あきタイプのスコップがおすすめです。ウンチや砂で固まったオシッコのほか、細かい網目で砕けた砂もすくえます。
よく見かけるちりとりセットに比べて小さいサイズなので、フェレットのケージに使いやすいです。
ペット用食器洗剤
少量で洗浄力が高く、自然界のバクテリアによる99.9%分解される、人とペットと環境に優しい洗剤です。
天然成分100%のもっちり泡で簡単に洗浄できます。台所洗剤では心配という方におすすめです。
ケージのお手入れについて
2週間に1回を目安にケージを丸ごと水洗いするとより清潔な状態を保てます。
- ブラシでこする
- よく洗い流す
- 日光に当てる
ケージをパーツごとに分解し、中性洗剤を使ってブラシでこすります。汚れが溜まりやすい角は丁寧に洗いましょう。
そして、汚れや洗剤が残らないように水でよく洗い流しましょう。
洗い流したら水をよく切り、日光に当てて乾燥させます。生乾きだと雑菌やカビが繁殖しやすいので完全に乾いたあとに使用するようにしましょう。
ケージを洗うときのおすすめグッズ
ケージを丸洗いするのは大変かもしれません。大変なお掃除を少しでも楽にできるようなグッズを活用して乗り切りましょう。
ケージやトイレの角の溜まった汚れを取るときに便利な小型ブラシです。持ち手も握りやすく力を入れやすいのでおすすめです。
大きめサイズのブラシでケージ全体を洗うときに便利です。
吸水性に優れたマイクロファイバー素材を使用しているので、タオルに比べて3倍の給水性を発揮します。
おすすめの消臭グッズ
フェレットの体臭以外に、掃除したときに出る排泄物などの汚物を、そのままゴミ箱に捨てると、ゴミ箱周辺やお部屋全体に嫌な臭いが漂ってしまいます。
少しでも嫌な臭いを軽減させる消臭グッズを使って対策しましょう。
ウンチが臭わない袋
掃除をしたときにでた排泄物や食べ残しは、消臭袋に入れると嫌な臭いが部屋に漂うことを防ぐことができます。ゴミ箱を開けたときに出る臭いも軽減できるのでおすすめです。
密閉率が高く臭いが漏れにくいゴミ箱
ウッビーのゴミ箱は、通常のゴミ箱とは違い、密閉率が高い構造なので外に臭いが漏れにくいという特徴があります。さらに専用のカートリッジ不要で市販のゴミ袋で利用可能なのでとても経済的です。
最後に
フェレットが暮らすお家をいつでも清潔に保つためケージのお手入れは欠かせません。不衛生な状態は飼い主さんが感じる嫌な臭いの原因になるだけでなく、フェレットの健康にも影響を及ぼします。お互いが快適に心地よく暮らせるような空間づくりをしていきましょう。