いつ起こるかわからないのが災害です。大きな災害のニュースを見たり、経験したりして「備えが必要だ」と思った方も多いでしょう。

しかし、「お金がかかるから」「時間がないから」「自分は大丈夫だから」などの様々な理由で、備えを後回しにしていませんか?

いざというとき、備品が足りなくて困るのは、あなたのフェレットです。大切なフェレットを守れるのはあなたしかいません。

そこで、本記事では災害時、本当に使えるフェレットのための防災グッズをご紹介します。

フェレットの防災対策について

対策ポイント
  • ケージは安全な場所に置く
  • 食べ物や水などの備品を揃える
  • 緊急時に持ち出せるよう緊急避難袋にまとめる

ケージは安全な場所に置く

ほとんどのフェレットがケージで飼育されているので、身の危険を感じても自力で逃げることができません。そのため、災害が起きたとき、壊れた家具などの下敷きにならない場所にケージを置きましょう。

食べ物や水などの備品を揃える

災害時はライフラインの機能が止まるおそれがあります。また、外部からの支援が届き始めるまで3日はかかると言われています。万が一備品が足りなくなってもすぐ調達することができません。

とくに、フェレットなどのペット用品は人の物資に比べて入手しづらくなるかもしれません。そのため、5日~7日分の食べ物や水などの備品は前もって備えておくと安心です。

持ち運べる住まいを用意する

緊急時にフェレットを入れて安全に持ち運べるキャリーケースを準備しましょう。キャリーケースなら避難所での住まいにもなります。

また、布製のキャリーケースは長時間暮らす住まいとしては向きません。フェレットが咬んで壊してしまい、脱走するおそれがあるので避けたほうがよいでしょう。反対に、プラスチック製のキャリーケースは破損するおそれもなく、掃除もしやすいのでおすすめです。

緊急時用の持出袋にまとめておく

必要なフェレットの備品を揃えたら、緊急持出袋にまとめておきましょう。緊急で避難するとき、素早く持ち出すことができます。避難しない場合でも、備品をまとめておくといざというとき役立ちます。

災害時は、家にペットを置いて避難するのではなく、ペットと一緒に避難する「同行避難」が原則です。そのため、事前に必要なものは準備しておきましょう。

フェレットの避難用品や食べ物を揃えよう

フェレットの飼育に必要なものを揃えて、緊急時にすぐ持ち出せるよう緊急持出袋にまとめておきましょう。

ここでは、フェレットの飼育に必要な備品を優先順位が高い順に説明します。そしておすすめの防災グッズも合わせてご紹介します。

①命にかかわるもの

フェレットが生きていくために食べ物や飲料水は欠かせません。通常は外部から支援が届くまで3日かかると言われていますが、地域によって1ヶ月かかったところもあったそうです。

フードや水などは最低5日~7日分用意します。不安な方は多めに備蓄しておくとより万全です。

  • フード
  • 飲料水
  • ペット用栄養補助剤

高品質の国産フェレットフード

オールステージ対象で健康維持に必要な栄養を補給できます。お腹が弱いフェレットのために、ビール酵母、酵素などの原料を使用しているので、体に優しいフードです。

また腸内の免疫担当細胞に働きかけ、健康維持をサポートします。

フェレットのお腹に優しいグルテンフリーを配合。風味豊かで食べやすく、お腹に優しい粒形状になっています。

また、2種類のグルメパウダーで味に厳しいフェレットにも嬉しいおいしさたっぷりフードです。さらにポークトッピング入りで嗜好性抜群です。そして、個別包装なので使い切るまで、開けたての新鮮さを保つことができます。

ペットのための飲料水

人間用のミネラルウオーターは、ミネラル分が多くフェレットを含む小さな動物には結石などの腎臓疾患などを起こす原因になることがあるので、必ずペット用の飲料水を選びましょう。

フェレットに合わせてミネラル分を調整したフェレット用のお水で、体内の水分と同じようにできているので体に吸収されやすいお水です。素早い吸収で熱中症の対策にもおすすめです。

「みんなの水」は陸水や大気の化学物質にさらされる機会が少ない海洋深層水を100%使用しています。さらに、「逆浸透ろ過」を2度行うことで限りなくピュアなお水に仕上げています。硬度0の超軟水なのでペットの体に優しいお水です。

フェレット用の高栄養パウダーフード

フェレットは環境の変化に敏感なので、ストレスから体調を悪くすることがあります。

体調が悪くなり食欲が落ちたときは、少ない量で栄養をたっぷり摂取できる栄養補助剤があると安心です。

ペットの体を作る動物性タンパク質、高濃度必須アミノ酸を素早く吸収させるパウダーフードです。高エネルギーで少ない食事量でもフェレットの栄養補給をサポートします。

②持ち運べるフェレットの住まい

緊急時にフェレットを安全に運ぶことができるキャリーケースを用意しましょう。避難所ではフェレットが安全に暮らせる住まいとしても使えます。

キャリーケース内には、ハンモック、給水ボトル、フード皿、トイレを設置します。ハンモックは、季節に合わせて使えるよう夏用と冬用のそれぞれ揃えておきましょう。

フェレット用キャリーケースセット

ハードキャリー(Mサイズ)本体以外に、網付きトイレと夏用ハンモックがついたお得セットです。少し大きめのキャリーケースなので、トイレなどを置いても快適に過ごせるでしょう。

網付きトイレは、フェレットが排泄するとき、足やお尻が汚れにくいのでおすすめです。

固定できるフード皿なのでひっくり返される心配がありません。

あったか素材で潜れるタイプの冬用ハンモックです。

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③フェレットの衛生用品

ケージが不衛生な状態ではフェレットや飼い主さんにとってよくありません。また、避難所では動物が苦手な人やアレルギーの人もいるので、普段よりも周りに配慮しなくてはなりません。

汚れたまま放置すると、雑菌が繁殖し不衛生なだけでなく悪臭の原因になります。過去の災害では、ペットの排泄物などの臭いがトラブルになったケースもあるので、こまめに掃除をして清潔を保つことが大切です。

お掃除をしたあとは、排泄物などの汚物を消臭袋に入れて処理しましょう。

フェレットの体のお手入れには、ペット用シャンプータオルがおすすめです。災害時はライフラインの機能が止まり、お風呂に入れられないので、手軽に被毛の汚れや臭いを取り除いてくれるシャンプータオルがあると安心です。

  • ペットシーツまたはトイレ砂
  • ペット用消臭袋
  • ウェットティッシュ
  • ペット用シャンプータオル

吸収力抜群のペットシーツと紙製のトイレ砂

裏側にオシッコが漏れにくい両面吸収タイプの小動物用ペットシーツです。素早くオシッコを吸収して、閉じ込めるので嫌な臭いも軽減します。消臭成分と抗菌成分をダブルに配合しているので、嫌な臭いや雑菌を抑えます。

100%再生紙を使用しているトイレ砂です。新聞紙の効果で消臭力抜群です。砂が大きめなので、砂を掘っても散らばりにくいです。また、水分を含んでもすぐふにゃっとしないので掃除がしやすいのもポイントです。

排泄物などの嫌な臭いを閉じ込めるペット用消臭袋

7層のプレス加工で真ん中に特殊なにおいフィルター層で長時間臭いをシャットアウトします。そのため、ゴミ箱に数日間保管する場合でも臭い漏れを軽減してくれるので安心です。

お掃除以外でも使える万能ウェットティッシュ

ウェットティッシュは、フェレットが舐めてしまっても安心な成分で製造されているペット用を選びましょう。

水成分99%を使用(パラベン、アルコール、香料、PGは不使用)に加え、ヒアルロン酸(保湿成分)を配合しています。お掃除以外に口、耳、目のまわりのケアにも使えます。

ウイルスや細菌を99%除去できる除菌シートです。ノンアルコールで皮膚刺激性なし判定の処方で安心して使えます。

水なしで体を清潔にできるボディシャンプータオル

抗菌、消臭効果のある緑茶エキスを配合し、ノンアルコールで皮膚や被毛に優しいシャンプータオルです。水なしで簡単に抜け毛や汚れを拭き取ることができます。

④飼い主さんとフェレットの情報

  • 飼い主さんの連絡先
  • フェレットの写真
  • ワクチン接種履歴
  • 常備薬
  • かかりつけの動物病院名
  • 飼い主さん以外の緊急連絡先                             

上記の6つをペット健康手帳にまとめておきましょう。

写真や名前を入れてもらえるオリジナルの健康手帳

日頃の持ち歩き用も備えてより万全に

災害はいつどこで起きるかわかりません。外出中に災害が起こることを考えて、避難用とは別の鞄に水や食料を入れて持ち歩くようにしましょう。

最後に

災害は突然やってくるからこそ、日頃の備えが大切なフェレットを守ることにつながります。「誰かが助けてくれる」などと、人任せにしてはいけません。あとで後悔しないために、思い立ったらすぐに行動することが大切です。