
ハムスターをお迎えすると決めたら、初めに準備しておきたいのはハムスターのお家です。しかし、どんなお家を選べばいいかわからなかったり、初めてのことで本当に使いやすいケージがわからないなど悩んでいる方が多くいるのではないでしょうか。

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この記事は以下のような方におすすめです!
- お迎えするハムスターに合うケージの広さを知りたい
- さまざまなハムスターケージの種類を知りたい
- お気に入りのハムスターケージを見つけたい
ケージの種類と選び方のポイント

一日の大半をケージ内で過ごすハムスターにとって快適なお家にしましょう。ケージは大きく分けると水槽(クリア)タイプと金網(鳥かご)タイプがあります。またデザインやサイズも様々で、とくに金網タイプはペットショップなどで見かけたことがある方も多いはず。
ケージを選ぶときは、デザインだけで決めるのではなく、簡単にパーツを取り外せて掃除がしやすい、大きなドアでグッズの出し入れがしやすい、音や臭いが漏れにくいなど、ご自身がハムスターケージに何を求めているか考えてみましょう。
水槽タイプと金網タイプの特徴
- 水槽(クリア)タイプ
- アクリル製は軽いが傷がつきやすい
- ガラス製は重いが傷がつきにくい
- 蓋をすれば音がもれにくく静か
- 床材を掘っても周囲が汚れにくい
- 夏は暑さがこもりやすく蒸し暑くなる
- 金網(鳥かご)タイプ
- 通気性がよく夏は涼しいが冬は寒い
- 床材を掘って周囲を汚しやすい
- 金網タイプは比較的軽いものが多い
- 金網を登って落下事故をおこすおそれがある
- 金網をかじる習慣がつきやすくなる
十分な広さがあるケージを選ぼう
ケージのサイズはゴールデンハムスターで奥行き35㎝×横45㎝、ジャンガリアンハムスターで奥行き35㎝×横25㎝程度が目安になります。
いろいろな飼育グッズを置いても十分な広さがあるケージを選びましょう。ハムスターは木に登るなどの上下の運動をしないので、ケージに高さは必要ありません。
ただし、巣箱の上に登って脱走できる高さだと低すぎるので、高さは25㎝くらいあると安心でしょう。
自分がお世話しやすいケージを選ぼう
掃除や飼育グッズの出し入れがしやすいものがよいでしょう。大きくドアが開くものだと出し入れしやすく、軽くて移動しやすいものだと丸洗いしやすく掃除が楽になります。ハムスターのためだけではなく、自分がお世話しやすいかどうかも考えましょう。
ケージを置く場所を考えよう

ハムスターが健康で快適に過ごすためにはケージの置き場所がとても大切になります。ハムスターは急激な温度変化が苦手なので直射日光やエアコンの風が直接当たる場所など、暑すぎ寒すぎな場所は避けましょう。
また、湿度が高いお風呂やキッチンの近くなども向きません。テレビやオーディオ機器の近くはハムスターにとっては騒音になるので落ち着ける空間ではありません。
家庭によってケージを置く場所が限られていることもあるでしょう。しかし、その中でもなるべくハムスターが快適に暮らせるような場所を選んであげてください。
- 部屋の隅で2面が壁に面している
- エアコンの風が直接当たらない
- 出入り口に近すぎない
- 風通しがよく適度に日が差し込む
- テレビやオーディオから離れている
おすすめのハムスターケージ17選

ハムスターケージは、うさぎやフェレットなどのケージに比べてデザインやサイズが様々です。
例えば、無駄を極限までなくしたシンプルな水槽ケージ、可愛らしいグッズが備え付けになっている金網ケージ、木材を使用した高級感のあるケージ、広々とした空間でまるで外の世界にいるような大型のケージなどがあります。
ここでは、それぞれの特徴をもったおすすめのハムスターケージをご紹介します。
必要なものがセットされてるケージ
ケージ内に必要な回し車や給水ボトルなどの飼育グッズが全てセットになっているケージです。一から揃えなくて済むので、初めてのお迎えで何を揃えればいいかわからない方におすすめです。
このようにセットで販売されているケージは金網タイプが多い印象です。また金網ケージは通気性が抜群で熱がこもりにくいので、暑さ対策になります。









シンプルなデザインの大型クリアケージ
シンプルでインテリアの邪魔にならないようなデザインです。全てクリアになっていて、様々な角度から至近距離でハムスターの様子見られるのでより身近に感じられます。
ただし、金網ケージに比べると通気性はよくありません。暑い季節には適度にドアを開けて換気するなど注意しましょう。また金網ケージに比べてクリアケージは、部分的にガラスで作られているので重く感じる方もいるかもしれません。





木材を使った高級感のあるケージ
お部屋のインテリアに馴染むような高級感のあるデザインで天然の木材を使用していたり、通気性にも配慮されているのが特徴です。
また大型で広々空間なので運動が大好きなハムスターがストレスなく過ごせるでしょう。
クリアケージや金網ケージに比べて簡単に丸洗いはできませんが、掃除がしやすく設計されているので安心です。



迷ったらこれしかない!実際に使っておすすめのケージ

ここまで、様々な種類のハムスターケージをご紹介しました。しかし、お気に入りのケージが見つからなかった方やたくさんありすぎて選べない方もいるのではないでしょうか。
私自身も数あるハムスターケージの中から本当に使いやすいケージに出会うまでかなりの時間を要しました。
安価で可愛いデザインだけど、細かい付属品が多く掃除がやりにくかったり、ハムスターがケージを噛む音がうるさかったりと、悩みは解消されないまま。
そもそも、噛む行為がハムスターの性質だと諦めてしまえばいいのですが、私はどうしても改善したいと思ったので、もう一度ケージを取り替えようと決意しました。
そこで、私が色々なケージを試した中でほんとにおすすめしたいケージはガラス製の(蓋付き)水槽ケージです。
このケージがおすすめな5つの理由
様々なデザインのハムスターケージがある中で、シンプルな水槽ケージがなぜおすすめなのか、その理由を詳しく説明します。
ハムスターの生活音が軽減される
ハムスターは夜行性なので暗くなると活発になります。ほんとんどの場合、飼い主さんが寝ているときに回し車をしたり、床材を掘ったり、おもちゃで遊ぶなどをします。これらの音がほとんど気にならなくなります。
嫌な臭いが漏れにくい
ハムスターの尿はトイレ砂を使っていたり、こまめに掃除をして清潔に保っていても、鼻にツンとくる臭いを感じる人もいるようです。その独特な臭いが部屋中に充満することを大幅に軽減することができます。
本体が丈夫な作りで引っ掻き傷が目立たない
アクリル製は表面に傷がつきやすく、引っ掻き傷が非常に目立ちます。一方でガラス製はそのような傷がつきにくいので、どんなに引っ掻いてもさほど気にならないです。曇りのない綺麗な状態を維持できるので、ハムスターを観察する妨げになることはないでしょう。
隙間がないから床材や砂が飛び散らない
水槽ケージは金網ケージと違い、ハムスターが走り回ったり、穴掘りをしたりして床材が飛び散ることはありません。小さいお子さんがいる家庭にもおすすめです。
便利なグッズを使えば楽に掃除できる
ガラス製の水槽ケージは掃除しにくそうだなと思う方もいるでしょう。床材の交換をするときなど、ガラス製は本体が重いので毎回持ち上げるのは女性の方だと大変かもしれません。
そのため、床材を交換するときは、ミニちり取りセットを使うと簡単に床材を交換することができます。ミニホウキとちり取りがセットになっているので、細かい床材も綺麗に取り除くことができます。またサイズも小さく、省スペースに収納できるのも嬉しいポイントです。

気をつけるポイント
ガラス製に限らず水槽ケージは密閉度が高いことでメリットもありましたが、デメリットもあります。
水槽ケージは他のハムスターケージに比べて通気性が悪いことです。そのため暑い季節には、エアコンで室温を調整してあげたり、蓋を開けて適度に換気してあげたりするなど配慮しましょう。
また、ガラス製のケージはアクリル製のケージと同じように扱ってはいけません。なぜなら、アクリル製のケージは少し手荒に扱っても割れることはありません。一方で、ガラス製のケージは強い衝撃が加わると割れるおそれがあるので、扱いには十分に注意が必要です。
回し車や給水ボトルを設置する方法
水槽ケージには、ハムスター専用ケージのように給水ボトルや回し車などを固定できる場所がありません。
給水ボトルや回し車を固定しなかった場合、ひっくり返して水が飲めなかったり、ハムスター自身が挟まってケガをしたりするおそれがあります。
そのため、吸着ジョイントや吸盤付きの給水ボトルを活用してハムスターが安全に暮らせるよう配慮しましょう。


最後に
ハムスターケージは、可愛いデザインなものや大型で広々したものなど様々な種類があるので迷ってしまう方もいるかもしれません。ケージを選ぶときは、ハムスターが心地よく暮らせるかや、飼い主さんが掃除をしやすいかなど、お互いの使いやすさが大切なポイントになります。必要な要素を全てクリアしているケージは、見つからないかもしれませんが、なるべくお互いが心地よく暮らせて使いやすいケージを選びましょう。